異文化交流会を開催しました 9/27(水)

 この度、縁あって、アフリカのジンバブエ共和国から来日中の、ラメラフォン(板や箱などの共鳴具に、金属製や植物製の鍵が取り付けられた鍵盤型の楽器)の一つである「ンビラ(ムビラ)」奏者・製作者のサムソン・ブレさんの演奏をお聴きする機会を得ました。そこで、生徒の視野や感性を広げる機会として、本日5~6限、異文化交流会を開催しました。

 サムソンさんに同行して来校された松平勇二さん(文化人類学者 ノートルダム清心女子大学研究員)から、アフリカ分断のことも含めたジンバブエの歴史と現状、またその人口の8割を占めるショナ族の文化について、サムソンさんの通訳も含めてプレゼンテーションしていただきました。また、ンビラの演奏を聴かせていただいたり、実際にンビラに触れ音を出してみたりと、生徒にとっては異文化を体感するよい機会となりました。

 松平さんからは、ンビラは娯楽としても宗教儀礼的なものとしても用いられること、ショナ族の文化にも日本の文化と通じるところがあることなど、分かりやすく教えていただきました。

 またサムソンさんの通訳の際、松平さんが、英語だけでなく現地語(ショナ語)で話しておられること(多言語を扱っていること)に驚き、関心をもった生徒もいました。

 さまざまな意味で、日頃なかなか触れることのできない文化に触れることができ、身近な場所だけでなく、世界に視野を広げるよい機会になったと思います。貴重な機会をくださったサムソンさん、松平さんに感謝します。